【下書き供養】ブライトン・ビーチ回顧録

前回のブログ更新から1年半も経ってしまった。

初めて有観客ライブに参加できたこと、いつの間にか担当が変わったことなどなど、書きたいことは山ほどありますが、今回はこちら。

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佐藤勝利くん主演舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」を観劇したお話。

誰かちょっこりのいい持ち方教えてください。

 

FC枠全滅。ショックで37.1℃の微熱が出た限界オタク。

一般全滅。友人の皆様に協力してもらい200以上エントリーしたものの全滅。席なんてなかったんじゃないのか……………???

そんなチケット戦争連敗の私でしたが、ありがたいことにチケットをお譲りいただき、これまたありがたいことに東京と京都それぞれ1公演ずつ観劇させていただきました。本当にありがとうございました…。

 

※以下、公演&パンフレットの内容を含みます

 

 

1.好きなシーン

まずは好きなシーンの話を。

 

私のお気に入りシーンはなんと言っても

「第7章 忌まわしき夕食」

(※別に第7章ではない)

1回目東京公演で観て一番印象に残っていたシーンであり、2回目京都で観る時も一番楽しみにしていたシーンです。

それまで暖色系だった照明が白系の照明に変わり、お皿を運んできたユージンが険しい表情で上記のセリフを言って始まるこのシーン。それぞれがジャックに相談したいことを持ち寄り、いつ話を切り出そうかと彼の機嫌を窺う中、ユージンだけがやれノーラのスカートの中だの、やれレバーを食べたらもどしてしまうだの、自由奔放に喋り動き回ります。

7人の掛け合いが本当に面白い。原作で読んでも思わずフフっと笑ってしまう場面です。

 

このシーン、そのストーリーの面白さはもちろん、それぞれが持ち寄った異なる心情を表現する各役者さんの演技にも目が離せませんでした。

特に目を耳を惹かれたのは、今夜中にジャックに相談したい話題があるスタンリーとノーラを演じる、入野自由さんと川島海荷さんお二人のお芝居。2人して共通していたのはジャックに話を切り出すタイミングを今か今かと窺う目の動き。入野さん(スタンリー)に関しては、ユージンに急に仕事の話を振られた怒りでテーブルを叩き、ジャックにクビ寸前なのがバレないように「仕事はうまくやってます(意訳)」とごまかす焦りのお芝居がリアルでした。川島さん(ノーラ)に関しては、ユージンがレバーがどうこういちゃもんをつけている時に何か言いたげな表情をして、しまいに「みんなレバーレバーって!もっと他に大事なことがあるでしょう!?(意訳)」と激昂するまでの感情の表し方の変化がすごかったです。セリフ意訳だらけですみません。そして素人がお芝居について偉そうにすみません。

 

もちろんこのシーンは勝利くん演じるユージンもとても生き生きしていました。レバーがなかなか切れず暴れるところ、前述したように周囲の人々の地雷を次々と踏んでいくところ、そしてとにかく口うるさいところ。

ユージン「骨が刺さった」ケート「レバーに骨はありません」の掛け合いがとても好きです。

この食卓シーンは本当に目が足りなかったです。

食卓マルチアングルください。

 

 

2.佐藤勝利くんについて

そして、ここからは全体を通した勝利くんに対する感想についてお話します。

言わずもがな今回の1番のお目当てです。

 

第一印象:細っっっっっっっっっ!?!?!?!?

最初に上手から走って登場するじゃないですか。「おっ、誰やこの華奢な役者さんは…………勝利くん!?!?!?!!?」と度肝を抜かれました。本当にほっそい。そしてお顔が小さい。知っていたけど。改めてびっくりした。2F後列でこれだから1F最前列の人とかたぶん気絶してると思う。

役に関しても、そのルックスはもちろん、彼自身の純粋な雰囲気がとてもユージンに合っているように感じました。勝利くんといえばMissデビルやハルチカ、ブラック校則など、気弱だったりあまり目立たなかったりする少年(青年)役のイメージが強かったですが、今回のような口数の多い役やコメディーの作品も似合うな、なにより勝利くん自身が演じていて楽しそうだなと新たに発見させてもらいました。

パンフレットの勝利くんインタビュー部分にありましたが、彼がB・B三部作のユージンを演じきる未来が来てほしいなと思います。チケット戦争はもう懲り懲りではありますが…。その時はぜひともカンパニーの皆様も今回と同じ面々で。

 

あと、第2幕の最後のセリフを言う時のお顔があまりにも凛々しくてかっこよすぎました。セリフの背景としてはただ助平なことを考えているだけなのですが、ベッドの上に立ち、高い部分を見つめ、ライトに照らされているその立ち姿が本当にかっこよくて…………。特に東京の時にそのシーンで「ユージn…いや佐藤勝利さん!!!!!!好きだ!!!!!!!!」の気持ちが溢れて止まらなかったです。

そこからのカーテンコール。一気にユージンから佐藤勝利に戻るんですよね。7人の出演者の中で彼だけがセットの2階部分に居て、1階部分で待つ6人が彼の階段を降りる姿を見守っているんですけど、その時にペコッペコッと会釈しながら降りてくるんですね……。

謙虚!!!!真面目!!!!好き!!!

この時にもまた「あ~~~~~~!!!!!!!佐藤勝利さん!!!!!!!!!!!!!!好きだ………………………」と噛み締めていました。ちなみに入った2公演ともペコッペコッとしていました。あまりにも可愛い。いい人。幸せになってほしい。(突然のクソデカ感情)

 

最後に好きなユージンを箇条書きにしておきます。

・「胸があたった~」

・「2.5秒だけでいいんだけどな~」

・レバーを切るのに奮闘する

・食卓シーンで突然のラジオ番組

・ブランチにレバーを勧められるも嫌がる

・子ども部屋でスタンリーとちょっかいを掛け合う

・バスルームでノーラの裸を想像する

・ノーラにトイレを見られた時の「あ~~~~~~~~~!!!!!!見ないで!!!!!!!」

・そしてベッドで落ち込む 頭を枕にポフンポフンしている

・「『静かに書け』だって!…ウケるね!」

・ミルク(?)を零さないように走って家に帰ってくる

・からの「おつかいオリンピックに出れるかも!」

 

 

 

(追記)

…と、ここまでを昨年の10月に書いておりました。

 

今は2022年4月です。『こどもの一生』ブログを書いたついでに下書きページを覗くと、半年前の熱い感想が閉じ込められていました。

せっかくなのでひっそりと投稿しておきます。